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主催によってイベント毎に個性がある。工夫次第でいくらでも完成度を高められる『狡宜コミュフィールド』【イベント主催者インタビュー vol.5】

主催によってイベント毎に個性がある。工夫次第でいくらでも完成度を高められる『狡宜コミュフィールド』【イベント主催者インタビュー vol.5】

こんにちは、とらのあなWEBオンリー運営スタッフです。
とらのあなWEBオンリーで支援させていただいたイベントから、
主催者様にインタビューをする企画の第五弾!🥳

PSYCHO-PASSの狡嚙慎也×宜野座伸元WEBオンリーイベント「狡宜コミュフィールド」を主催されたMみ様に、イベント開催を経験して感じたこと、当日までの準備の裏話やイベント宣伝のコツ、これからイベント主催をしてみたい方に向けた熱いメッセージなどお話を伺いました

協力:Mみ様/イベント公式Twitter(@1123kougino

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もくじ

「狡宜コミュフィールド」について

狡嚙慎也×宜野座伸元WEBオンリーイベント「狡宜コミュフィールド」
イベント告知サイト:https://sites.google.com/view/kgcommufield/

2020年11月23日に「狡宜コミュフィールド」を初開催。2021年11月20日には宜野座さんのお誕生日記念として3回目のイベントが開催されました。

WEBオンリーの主催をしようと思ったきっかけや経緯は?

楽しみにしていた狡宜オンリーイベントが新型ウイルスのため延期になったのがきっかけです。アニメ3期と続編の劇場版が終了し、キャラの誕生日合わせのイベントに向けてファンの熱が最高潮になっていた状態で延期が告知されて自分でも驚くほどショックを受けました。

pictSQUARE(ピクスク)の存在は以前から知っていたので、もうこれは自分で開くしか無いと腹をくくり次の日にはイベントページと告知アカウントを作成していました。

イベント名の「狡宜コミュフィールド」はどんな想いを込めて付けましたか?

イベントを企画した当初はピクスクの黎明期であり、WEBイベントの存在を知っている方がほとんどおられませんでした。そのため、狡宜というカップリングオンリーである事が分かりやすい名前を第一とし、原作アニメでネット上でアバターを介してコミュニケーションを行う「コミュフィールド」があったため、それとCP名を組み合わせました。

本来ならカップリング名をイベント名に取り入れているのは控えるべきとは思ったのですが、上記のとおり認知度を上げるのが第一の時期で、他にもCP名をイベント名に取り入れている所もあったため当イベントもそれに習った形です。

ですが、ピクスクの存在も浸透し、次回はPSYCHO-PASS10周年を記念してジャンルオンリーの開催も検討しているため、一般ファンの方にも配慮してイベント名を変更する予定です。

イベントロゴの制作について教えてください

イベントロゴは当方がデザインに明るくなかったので、いい感じのフォントを探して作ったり、「CANVA」というサービスで無料素材を組み合せてみたりして試行錯誤で作っています。

ロゴデザイン(クリックで拡大)

2回目のロゴだけは、イベントバナーを描いてくださったモツ山さん@motsuyama_7)がイラストにマッチしたロゴを提案してくださった為、そちらを採用させて頂きました。

Twitterアイコンは第2回の開催から「CANVA」を使って制作しています。2回目のアイコンは「高級なバームクーヘンの包み紙みたい」と好評でした。

Twitterアイコン(クリックで拡大)

イベント当日のお話

イベント当日の来場者数、サークル参加者数をそれぞれ教えてください

プレイベントは17サークル。当日の来場者数は190名。
1回目が50サークル。来場者数は371名。
2回目が50サークル。来場者数は335名。
3回目が39サークル。来場者数は260名です。

公式に動きがないジャンルとしては驚くほど多くの方に訪れてくださり、狡宜の人気を実感するとともに、イベントを盛り上げてくださった多くの方に感謝しております。

イベント当日の様子はどうでしたか?

いつも0時か23時という夜遅い時間から開催しているのですが、深夜にも関わらず開始直後は新刊を求めてどっと人(アバター)が入り口から飛び出してきます。

毎回、開始一時間で来場者数が100人を超えるので、参加者様の新刊を絶対に手にする!という気迫が伝わってきます。

それからは皆さん思い思いにイベント会場を回って展示作品を閲覧したり、スクリーンショットを撮って楽しんでおられました。当イベントでは2回のコアタイムと撮影会を設けており、撮影会では多くの方にお集まり頂き、狡宜への愛を叫んだり、キャラの誕生日をお祝いしたりと楽しい時間を過ごさせて頂きました。

当日行った企画や特典について教えてください

【1回目】 クイズラリー、アバターこれくしょん
【2回目】 WEBラリー、プチアンソロ、シビュラ探し
【3回目】 カウントダウンイベント、クイズラリー、ダンゴムシ探し


【1回目】クイズラリー、アバターこれくしょん(クリックで拡大)


【2回目】WEBラリー、プチアンソロ、シビュラ探し(クリックで拡大)


【3回目】カウントダウンイベント、クイズラリー、ダンゴムシ探し(クリックで拡大)

3回目はとらのあな様の通販に購入特典としてポストカードをつけて頂きました。「特典対象の新刊になれるよう原稿を頑張ろう!とサークルさんのモチベーションアップにも繋がり大好評でした。

とらのあな購入特典(クリックで拡大)

とらのあなWEBオンリーの参加型タイプの支援を使ってみていかがでしたか?

去年の5月と11月にそれぞれ使わせて頂いたのですが、5月で使いづらいと感じていた不満点が11月にはほとんど改善されて、登録も簡単になっていて驚きました。特に登録された新刊の通販ページにアクセスしやすくなっていたので、買い物もしやすかったです。

ただ主催としては参加者様に告知する内容と解説画像の作成作業が増えて大変でした。参加型タイプの支援もまだ馴染みがないようなので、主催向けに告知用の分かりやすい画像をとらのあな様から配布して頂けますと嬉しいです。

当日までの準備のお話

スタッフは何人くらいで運用していましたか?

4、5人で運用しています。主催以外がITエンジニアさんという鉄壁の布陣のため、WEBイベントを運営していくうえで便利なツールを教えてくださったり、私が理解できないCSS等のソースコードを書いてくれたりと何度も助けて頂いております。

●主催
イベントページ作成、告知Twitter、告知サイト制作(2、3回目)、告知画像制作、企画考案、各種連絡、イベント会場作成、配置作業、配置図作成、感想アンケート作成

●広報
告知サイト制作(1回目)、募集したアバター掲載ページの編集、WEBパンフレット作成、イベントページの紹介文修正(HTMLやCSSで装飾)

●マネージャー
運営スケジュール管理、告知画像・告知文の修正、WEBパンフレットの下地となるHTML作成、感想アンケートまとめ

●デバッガー
イベント企画の修正、WEBパンフレット用のデータ抽出ツール作成、感想アンケート救済プログラム作成

●アバター作成
イベント専用アバターの作成

役割は自然と決まりましたが、告知内容やイベント企画の調整は一人で決めず、なるべく運営メンバーで意見を出し合い、時には運営メンバーではない方にも意見を聞きながら決めています。

企画から開催当日までのスケジュールを簡単に教えてください

開催までのスケジュール(クリックで拡大)

1回目は広報さんに5日で告知サイトを作らせたり、夜遅くに短納期の作業をお願いする等の無茶ぶりをした事で主催のあだ名が(ブラック企業の)社長になりました。準備期間が47日しかなかったのは正直辛かったです。

当日までの準備で楽しかったこと、印象に残っているエピソードなどがあれば教えてください

強く印象に残っているのはイベント感想アンケート消失事件です。

当イベントはイベント後に参加者様からイベントの感想や改善点等のご意見を募集しております。2回目の開催後も58件もの貴重なご意見を頂いたのですが……。私がGoogleフォームの操作をミスしたせいでセッションを全消ししてしまい、回答が見えなくなってしまいました。

すぐに運営メンバーに助けを求め、回答のデータをCSVファイルでダウンロードしてExcelに整理し、デバッガーさんが自作したプログラムで再度58件の回答をGoogleフォームに自動入力。その後、重複した回答をマネージャーさんが削除して感想アンケートをまとめてくださいました。ITエンジニアさん達の凄さを実感した事件でした。

様々な企画はどのようにして生まれましたか?

基本的に主催がやりたい事を提案します。それが可能かメンバーで話し合い、準備のスケジュールを立て役割分担を行います。クイズラリーの打ち合わせでは、Googleドキュメントを使ってメンバー全員が編集できるよう共有しました。

クイズラリーの打ち合わせ(クリックで拡大)

あまりにやる事が多くなった時にはマネージャーさんがタスク表を作成し、企画のスケジュール管理をしてくれます。

マネージャーさんが作成したタスク表(クリックで拡大)

また、せっかくのWEBイベントなので利便性を重視したパンフレットにしました。リンクも貼っているので気になったサークルさんのpixivやTwitterにも飛べるようになっています。

HTMLを作るにあたって何サークル来てもすぐ対応できるようにスプレッドシートからデータを抽出してHTMLに吐き出すツールをデバッガーさんが作ってくださいました。

デバッガーさんが作成したWEBパンフレット(クリックで拡大)

イベントの案内画像(クリックで拡大)

イベント主催をするにあたって、どのような経験が役に立っていたなと感じますか?

昔、個人サイトを作った事が役立ちました。HTMLタグの知識があったおかげでイベントページを作成しやすかったですし、告知用のサイトを作るのにもあまり困りませんでした。

また、自作ゲームに憧れてゲーム内マップの作成にも手を出していた事があったので、その事もイベント会場の背景を見栄えよくするのに活かされたと思います。

中途半端に投げ出したものでも、今まで自分が興味をもって始めた事が報われて良かったです。

イベントを振り返ってみて

イベントを主催してみて良かった点、大変だった点を教えてください

良かった点は、大好きなカップリング作品の更新がたくさん来る事です。1日では読み切れないほど新刊、新作が投稿されるのでめちゃくちゃ嬉しかったです。

大変だった点は、告知用の解説画像の作成です。最初は参加者様がどんな事を知りたいと思っているのか、何から解説すれば良いのか分からず迷走しながら解説画像を作っていました。今でもTwitterのたったの140字の告知文に30分も悩む事があります。

サークル参加者、一般参加者からの感想で嬉しかった言葉はありますか?

楽しかった、また開催して欲しいと言って頂けてとても嬉しかったです。

毎回何かしらミスをしてしまって参加者様にもご迷惑をおかけしてしまう事もあったと思うのですが、何ヶ月も前から準備して取り組んでいたので、次回も期待されるイベントに出来て良かったとホッとしました

WEBオンリーを開くほど大きな狡宜愛を感じますが、狡宜の魅力ついて教えてください

二人の出会いから現在に至るまで20年もの歴史があり、その関係性も変化していくのが狡宜の魅力だと思います。

出会い、離別、再会を経験し、一度は完全に別れてしまった二人がいつの間にか再会して同僚に収まっているというのがアニメ3期の狡宜です。ですが肝心の再会部分は未だに明かされていません。早くアニメ4期が見たいです!!

「狡宜コミュフィールド」はこれまでに3度開催されていますが、オンラインイベントを継続して開催する原動力、秘訣はなんですか?

狡宜の作家さんのファンである事です。

狡宜にハマってすぐに感じたのが、一つ一つの作品のクオリティの高さです。イラスト、漫画、小説問わず、作品に対する熱量が凄いんです。公式のストーリーや舞台設定が凝っていることもあって、二次創作作家さん達の解釈や、それを踏まえての創作も「なるほど!」と唸ってしまう程の説得力があります。

推し作家さん達の書かれる新刊・新作を見たいがためにイベントを続けています。

次回のイベントで新たにやりたいこと、継続したいことはありますか?

今年はPSYCHO-PASS放送開始10周年という事もあり、次回のイベントでは少し凝った事もしてみたいと思っています。以前行ったアンケート企画も好評だったのでまたやってみたいです。

最後に、イベント主催をする心構えとメッセージ

自分もWEBオンリーの主催をしてみたいという方に向けた心構え、アドバイスなどを教えてください

無理をしすぎないことです。

主催のプレッシャーから参加者様のためにと色々な事に手を出してしまいがちになりますが、逆に参加者様が「そこまで求めてない」事をしてしまったり、気合だけが空回りしてしまいます。半年ほどの準備期間を設けて告知の準備や各種連絡をゆとりをもって行い、イベントの下地を固めていくのが大事だと思います。

noteで検索すれば主催をされた方が記録を残しているので、とても参考になると思います。

Mみさんにとって、サークル主催のオンリーイベントの魅力とは?

主催によってイベント毎に個性がある事です。

特にWEBイベントは技術の進歩によって様々なツールを使った楽しみが出来るようになっています。企業主催のリアルイベントもとても楽しいのですが、WEBは自由度が高く主催の工夫次第でいくらでも完成度を高められます。

狡宜が好きな方が楽しめるイベントであるよう、これからも精進していきたいです。

次回開催イベント情報

前述しましたがPSYCHO-PASS10周年を記念して
10月頃にPSYCHO-PASSオンリーイベントを開催予定です。

狡宜コミュフィールドは名前を変えて、その中のプチオンリーとして開催いたします。企業主催のイベントの日程を見てから開催日を調整致しますので、続報は今しばらくお待ちください。

とらのあなWEBオンリーを活用すればもっとイベントを楽しめます!

🔻イベント支援について🔻
とらのあなでは様々なWEBオンリー支援の一環として、「イベント専用告知ページ」の作成、委託作品にご登録いただく「専用作品キーワード」の作成、イベント参加作品を集めた「通販特集ページ」の作成など、様々な支援を実施しています。支援を受けるための費用は一切掛かりません。

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🔻サークル参加型のイベントページでできること🔻
「サークル参加型」のイベントページでは、イベント主催者様だけでなく、サークル参加者様の皆さまにも使っていただける新機能などを実装しています。ぜひご利用ください!詳しくは以下のページをご参考ください。

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